土曜日の夜、街の空気が少し浮ついていた。
仕事や学校を終えた人たちが家へ帰る時間を過ぎ、駅前のコンビニには若者や近所の住民がちらほら集まっていた。そんな中、俺は友人の25歳の男、健吾と一緒にコンビニへ立ち寄っていた。
その日は特別な予定があったわけではない。ただ久しぶりに会った健吾と、近況を話しながら夜道を歩いていただけだった。
健吾は昔から落ち着いた性格の男だった。
普段は温厚で、多少のことでは怒らない。周囲からも「大人っぽい」と言われるタイプで、感情を表に出すことはほとんどなかった。
そんな健吾と一緒にコンビニの前まで来た時、俺たちは異様な光景を目にした。
そこには数人の高校生らしき集団がたむろしていた。
制服を少し崩して着ている者、スマホで動画を撮っている者、店の前のスペースを占領するように座り込んでいる者。
最初はただ騒いでいるだけだと思った。
しかし、よく見ると様子がおかしかった。
「うわ、これ投げたら面白くね?」
一人の高校生が笑いながら、食べ終わったカップ麺の容器を道路へ投げ捨てた。
「次、タバコいくぞ!」
別の少年は吸い終わったタバコの吸い殻を地面へ放り投げ、大声で笑っていた。
周囲には買い物に来た人たちもいたが、誰も注意できずにいた。
関わりたくない。
そう思うのは当然だった。
相手は数人の高校生。しかもテンションが上がっている状態だ。注意すれば逆に絡まれる可能性もある。
俺も正直、見て見ぬふりをしようとしていた。
「行こうぜ、健吾」
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=9JEvUL9hX_c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]