結婚して五年。
私は夫の家族を大切にしようと、これまでできる限り努力してきた。
夫の母、いわゆる「トメ」と呼ばれる義母とも、最初の頃は良い関係を築こうとしていた。
誕生日には必ずプレゼントを贈り、母の日には花や高級なお菓子を選び、年末年始には顔を出して挨拶をする。
正直に言えば、毎回楽しみだったわけではない。
義母は決して意地悪な人ではなかったが、何かにつけて「昔はこうだった」「嫁ならこうするべき」という考えを押し付けてくるタイプだった。
それでも私は、
「夫を育ててくれた大切な人だから」
そう思って我慢してきた。
夫も結婚当初は、
「母さんも君のことを気に入っているよ」
「嫁姑問題なんてうちには関係ない」
と言っていた。
その言葉を信じていた。
しかし、年月が経つにつれて、少しずつ状況は変わっていった。
夫はいつしか、何か問題が起きるたびに私ではなく母親の味方をするようになった。
義母から電話が来れば、どんなに忙しくてもすぐ対応する。
私が体調を崩して寝込んでいても、
「母さんが寂しがっているから、顔を出してくれない?」
と言う。
私は何度も言った。
「私もあなたの家族を大事にしたい。でも、私ばかりが頑張るのは違うと思う」
しかし夫はいつも、
「考えすぎじゃない?」
「母さんは悪気がないんだから」
と流していた。
そして迎えた、その年の母の日。
私は仕事が忙しく、さらに体調も少し崩していた。
毎年のように義母へのプレゼントを探す余裕がなかった。
もちろん忘れていたわけではない。
落ち着いたら何か贈ろうと思っていた。
しかし、その年だけは母の日当日にプレゼントを用意できなかった。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=sbgoi1hIOv8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]