私たちが幼い頃、親たちは日々の生活や出来事を記録するために「連絡帳」というものを使っていました。その中には、子どもの成長や家族の何気ない日常が刻まれています。今回は、30年前の母親が書いた幼稚園の連絡帳を読み返して、心が温まると同時に、多くの人が共感せずにはいられなかった内容を紹介します。
最初の連絡帳の記述には、家庭での様子がユーモラスに描かれています。幼稚園の授業で「乗りたい車は?」と子どもたちに質問があり、周りの子どもたちが「ポルシェ」と答える中、ある子どもは「ベンツ違う」と答えたというエピソード。親は「車を持っておらず、購入の予定もない」と笑いながら書いています。
この内容には、親の正直さとユーモアが垣間見えます。お金持ちのイメージが強いベンツですが、この家庭ではそれとは真逆の現実を軽やかに受け入れている様子が伝わってきます。
また、この親の率直な書き方は、子どもを取り巻く環境を冷静に見つめつつも、愛情を持って育てている姿勢が感じられます。
次に登場するのは、庭に住む3匹のカエルに夢中になる子ども。庭の踏み板をめくると、カエルたちが集まっている様子が描かれています。最初はカエルを怖がっていた子どもも、次第に興味を持ち、じっと観察するようになったという記述がありました。
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