三条天皇の生い立ち

三条天皇（976年 - 1017年）は、平安時代の第67代天皇です。彼は冷泉天皇の第二皇子として生まれ、母は藤原の詮子。父方は村上天皇の血を引き、母方は藤原氏という強力な後ろ盾を持つ血統の持ち主でした。

三条天皇は幼い頃から病弱で、度々病に伏せることがありました。父である冷泉天皇が在位2年で退位し、弟である円融天皇が即位したことから、三条天皇は直接皇位に上がることなく、長く皇太子の座に据え置かれることとなります。

藤原道長との関係

三条天皇の即位は、藤原道長との関係によって大きく影響を受けました。三条天皇の妃となったのは、藤原氏の娘・藤原の道子でした。しかし、道長は自分の娘、藤原彰子を一条天皇の后に入れることで、宮中での影響力を高めていきます。

道長は一条天皇を支える形で、権力を握っていました。しかし、一条天皇が崩御し、三条天皇が即位すると、道長は次第に三条天皇を追い詰めていきます。

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