日本には、古来より不思議な存在――妖怪が語り継がれてきた。中には人を助け、寄り添う存在もあったが、時にその力は人智を超え、恐怖と絶望をもたらす“化け物”となった。ここでは、日本史上最も恐れられた8体の大妖怪たちに迫る。
平安時代、第七十六代・近衛天皇の御代、夜な夜な現れる黒雲と不気味な鳴き声により、天皇は病床に伏すこととなる。その声はまるで人の断末魔。源頼政が暗雲に向かって矢を放つと、そこから落ちてきたのが鵺だった。猿の顔に虎の手足、蛇の尾を持つその姿は人々に深い恐怖を与えた。死体は鴨川に流され、今も語り継がれている。
牛の頭に鬼の体、あるいはその逆とも言われる牛鬼は、河川や海辺で人々や家畜を襲った。中には「濡れ女」という妖女を連れて人を騙し、赤子を抱かせて動けなくなった隙に食い殺すという伝承もある。だが一方で、人を助ける行いをし、その代償に命を落とすという悲しい逸話も残る。
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