日本社会を根底から揺るがせた凶悪犯罪の数々。その背後には、歪んだ思想、崩壊した倫理観、そして制度の隙間が潜んでいた。今回は、日本の犯罪史に名を刻んだ3つの事件を通じて、人間の「闇」に迫る。
2016年7月26日未明、神奈川県相模原市。障害者支援施設「津久井やまゆり園」で、元職員・植松聖(うえまつ さとし)が19名を殺害、26名に重軽傷を負わせるという前代未聞の大量殺人事件が発生した。
植松は一時期、同施設で熱心に働いていたが、次第に「障害者は不幸しか生まない」とする排外的思想に傾倒。
退職後、入れ墨彫師のもとで修行しつつ、精神病院へ短期間入院。退院直後には刃物とハンマーを携え、施設に侵入。就寝中の入所者の首元を次々と切り裂いていった。
彼はその後、自ら出頭し「これは正義のためだ。自分は救世主だ」と供述。裁判で死刑判決を受けたが、一貫して謝罪を拒み、「殺したのは“人”ではなく“寝室者”」と語るなど、狂気に満ちた思想を貫いた。
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