記事
速報
道長の栄達は全て妻のおかげ?道長の政治のキーパーソン 源倫子の生涯【光る君へ】
2024/08/19

源倫子(みなもとのりんし)、彼女は平安時代の日本において、夫・藤原道長(ふじわらのみちなが)を政治の頂点に導いた、影の立役者として知られています。道長がその栄華を誇ることができたのは、倫子の存在なくしては成し得なかったと言っても過言ではありません。彼女の生涯を辿りながら、その功績を振り返ってみましょう。

広告

格上の家柄から始まる波乱の結婚

源倫子は、天皇のひ孫である名門の家に生まれました。彼女の父・源政信(みなもとのまさのぶ)は、当時の貴族社会において高い地位を持っており、倫子はその影響を受けて育ちました。政信は、娘を天皇の后にすることを目指していたため、当初、道長との結婚には反対していました。道長は当時、地位も低く、倫子に見合う相手ではなかったのです。しかし、母・藤原敦子(ふじわらのあつこ)の後押しもあり、二人は結婚に至ります。この結婚が、道長の運命を大きく変えることになります。

結婚からの躍進と倫子の支え

倫子は、結婚後すぐに長女・彰子(しょうし)を出産します。

広告

彰子は後に一条天皇(いちじょうてんのう)の后となり、道長の権力基盤を強固にしました。倫子は、ただの妻としてではなく、道長を経済的にも支えました。彼女は父から譲り受けた広大な屋敷「土御門殿(つちみかどどの)」を道長の本邸とし、彼を経済的に援助しました。この支えがなければ、道長の政治的な躍進はなかったかもしれません。

記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください

広告

紫式部の出仕 引きこもり生活からどうやって女房たちと仲良くなった?【光る君へ】
2024/09/13
【光る君へ】藤原彰子のその後...紫式部の教育を受けた道長の娘はどんな人物だった?
2024/09/13
【光る君へ・第35回】ついに道長と伊周の”因縁の対決”勃発か…
2024/09/13
【光る君へ】道長VS宣孝恋文対決、どうする?紫式部
2024/09/13
【光る君へ】一条天皇が、どうしても手元においておきたかった藤原行成
2024/09/12
大河ドラマ「光る君へ」後半の見どころ まひろと道長の運命は―。源氏物語誕生へ!
2024/09/12
藤原定子|絶望の人生。24歳で死去した一条天皇の妻【光る君へ】
2024/09/12
NHK大河ドラマ『光る君へ』|1000年前の純愛|一条天皇の最後の和歌に隠された深い愛|一条天皇の最愛の妻は誰??藤原定子か藤原彰子か、最愛の相手を探る|辞世の句の『君』は誰か?|
2024/09/12
宰相の君の生涯 娘として道綱と道長を繋ぐ役目を担った彰子の女房【光る君へ】
2024/09/12
「光る君へ」 第35回 帝と彰子は結ばれ道長は命をかけて懐妊祈願をし…大河ドラマ、ネタバレ
2024/09/12
「光る君へ」に学ぶ日本史 紫式部の最期 清少納言と同じ謎に満ちた晩年源氏物語執筆後に中宮彰子にいつまで仕えたか学説が対立 藤原道長に追放された説も
2024/09/12
【光る君へ】道長の本命はやっぱりまひろ?|父・為時との越前行き|宋人の狙いとは?
2024/09/11
【光る君へ】道長も気を遣った倫子に仕えた、源雅信家の生え抜き女房|息子を溺愛、学者の夫を内助の功として支える赤染衛門|
2024/09/11
詮子の最期 息子に無償の愛を捧げるも息子に憎まれながら亡くなる【光る君へ】
2024/09/11
定子への寵愛がやがて道長の怒りを買う|強まる母・詮子の呪縛【光る君へ】
2024/09/11
【歴史解説】夫を支え一途に愛した良妻賢母であり偉大なる国母 彰子【光る君へ】
2024/09/10
伊周を切ったことが全ての悲劇の始まり 一条天皇の選択と失敗 【光る君へ】
2024/09/10
親子で同じ女性を妻とする異常な世界 藤原道隆 7人の妻のその後 【光る君へ】
2024/09/10
【光る君へ】34回、悩める彰子にまひろが伝えた"ある一言"に話題沸騰!『源氏物語』がもたらした宮中の波乱!
2024/09/10
【光る君へ】一条天皇に信頼され過ぎて出世が遅れた藤原行成
2024/09/10