国民的スター・長嶋茂雄、1958年に巨人軍へ入団。王貞治氏との黄金コンビや「天覧試合でのしサヨナラホームラン」「我が巨人軍は永久に不滅です」という名台詞など、数々の伝説を残した人物である。

　監督としても黄金期を築き、国民栄誉賞を受賞。晩年は脳梗塞の後遺症と闘いながらも、リハビリを続け聖火ランナーとして国民に姿を見せることもあった。しかし今回焦点を当てるのは、その妻・亜希子さんの最期にまつわる不可解な噂である。

才女・亜希子との出会いとスピード婚

　亜希子さんは名門・雙葉学園を経て米国聖テレサ大学に留学。英語・フランス語・スペイン語を操る才女で、1964年の東京五輪ではコンパニオンを務め、外国人客のサポートを担った。

　一方、長嶋茂雄氏は東京五輪関連の取材の場で亜希子さんと出会う。出会いからわずか40日で婚約、100日後に結婚という驚異的なスピード婚を果たす。当時29歳の茂雄と22歳の亜希子――華やかな「時のカップル」として世間の注目を浴びた。

　二人の間には4人の子供（和繁・由樹・美奈・正明）が生まれ、華やかな家庭のように見えたが、裏側には深刻な亀裂が走っていた。

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