岡田彰布は一番凄かった投手として、江川卓の名前を挙げます。岡田がまだ高校生だった頃、彼は選抜大会の会場で初めて江川の投球を目の当たりにします。江川卓は、当時すでに全国区の怪物投手として知られており、多くの観客が彼のプレーを見るために集まっていました。
試合開始直後、江川が放った一球目から観客は大歓声を上げました。岡田はその時のことを今でも鮮明に覚えており「まるでホップするかのように浮き上がるボールだった」と振り返ります。江川の球速は、現在の基準で言えば150キロ以上とされ、その鋭さはまさに圧倒的でした。試合中、北洋高校の打線は全く打ち崩せず、初回から連続三振の山を築かれたのです。
岡田はその後、早稲田大学に進学し再び江川と対戦する機会を得ます。法政大学の江川との初対戦。岡田が初めて江川の球を打った瞬間は、思わずガッツポーズを決めたほど嬉しかったといいます。しかし、江川の本気の投球はそれだけでは終わりませんでした。後の打席では、再び江川の凄まじい直球に圧倒されることになります。

江川は試合を優勢に進め、岡田はプロ入り後も、そのストレートとパワーカーブに翻弄され続けます。彼の前に立つとき、岡田はいつも「またストレートが来る」と警戒し続けていました。
これに対し、江川は岡田のバッティングを警戒し、高めのストレートで打ち取る戦略を取っていたと言います。結果として、岡田はプロでも江川を前にして苦戦が続きます。
江川という投手は、ただ速いだけでなく、相手打者を研究し尽くしたうえでの投球が光る選手でした。江川の相手を圧倒する力と、その投球術は今でも岡田の記憶に深く刻まれています。
そして、これほどの投手との対決は、岡田にとって大きな財産であり続けています。彼が「一番凄かった投手」と評するのも、うなずける話です。江川卓の伝説的な投球を、岡田の視点から振り返ることで、彼の偉大さを再認識することができます。
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