平安時代の貴族たちの華やかな生活が描かれる『光る君へ』。その中でも、第30回放送は特に見逃せないエピソードでした。この回では、和泉式部の登場、そして雉焼きを始めとする美食の数々が描かれ、さらに、紫式部が『源氏物語』執筆に関わる舞台裏がついに明らかにされました。
物語は、寛弘元年(1004年)の平安京から始まります。
長引く干ばつに苦しむ人々の姿が描かれ、藤原道綱(演・上地雄輔)が「帝の雨ごいも効かなかったんだね」と嘆息する場面は、当時の危機感を強く感じさせます。一条天皇(演・塩野瑛久)も自ら雨ごいを行うという200年ぶりの異例の事態に陥り、安倍晴明(演・ユースケ・サンタマリア)の祈祷に頼らざるを得なかったという設定が、緊張感を一層高めています。
このような状況下で、皇后定子が亡くなり、その息子である敦康親王(演・池田旭陽)は中宮彰子(演・見上愛)の元で養育されることになりました。
中宮彰子の冷淡な表情が物語に陰影を与え、16歳という若さで皇室に関わる重責を負った彼女の内面が垣間見えます。
物語の中で描かれた貴族たちの食事シーンも印象的でした。藤原道長(演・柄本佑)らが「羹次(あつものついで)」と呼ばれる宴を開き、雉の串焼きや雉鍋を楽しむ姿は、当時の食文化の豊かさを感じさせます。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
引用元:https://www.facebook.com/share/uFb1CVL9bXRQaZVN,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]