道長の屋敷は三千人もの武装した僧兵たちに取り囲まれ、その数と勢いに圧倒される。彼らの先頭に立つ興福寺の別当、上長は、大和の神との争いについて訴えを取り上げなければ屋敷を焼き払うと脅し、道長はこれに怒りを覚えながらも、対話の必要性を認め審議を行うと約束する。
翌朝、高階家からは衛兵を使って僧兵たちを追い払うよう提案がなされるが、道長もその息子の酒人も武力での解決には反対だった。
僧兵たちは収まる気配を見せず、大内裏の前まで押し寄せる。藤原忠信は、妻である秋子の女房たちに護衛を命じるが、貴族の姫気味である女房たちは驚きうろたえるばかりだった。
まひろは、秋子が道長のそばにいれば安全だと考え、清涼殿への移動を提案する。清涼殿で一条天皇は父である摂政が対処するから安心するようにと語り、秋子には中宮として堂々としているようにと指示した。秋子は凛然たる道長の姿に心をときめかせたが、その感情を表には出さなかった。
僧兵たちは何とか追い払われたものの、上長は繰り返し訪れて訴えを続け、争いが長引くことを予感させる。その一方で、道長は秋子のことが気掛かりだった。まひろから道長と物語の話をしているものの、まだ手も触れられていないと聞いた道長は、状況を改善しようと思案するが、まひろは焦らないほうがいいと助言する。
そのころ内裏では、道長とまひろが親しいとの噂が広まり、不安が広がる中、藤原忠信の屋敷が全焼するという事件が起きた。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=zRMRu4Wdkw8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]