「お母さん、そのシャツもう捨てたら?襟が黄色くて、さすがに恥ずかしいよ」
娘にそう言われ、私は思わず白いシャツの襟元を見つめた。
確かに、何度洗濯しても首回りだけが黄色くなっている。
まだ生地は傷んでいないし、袖もきれいなのに、襟と袖口だけがどうしても落ちない。
実はこのシャツ、5年前に夫から誕生日にもらったお気に入りだった。
仕事にも着ていけるし、着心地もよかった。
だから簡単には捨てたくなかった。
ところが、普通の洗濯洗剤で何度洗っても、黄ばみは消えない。
漂白剤を使ってみても、思ったほどきれいにならなかった。
娘は呆れたように言った。
「そんなに大事ならクリーニングに出せば?でも、そこまでして着る服じゃないと思うけど」
私は少し悔しかった。
まだ着られる服なのに、汚れが落ちないというだけで捨てるのはもったいない。
そんなとき、近所に住む友人と洗濯の話になった。
私がシャツを見せると、友人は襟元を確認して言った。
「これ、普通に洗濯しているだけじゃ落ちにくいかもしれないね」
「やっぱり、もう無理かな?」
すると友人は笑って答えた。
「ちょっと待って。家にあるもので試せる方法があるよ」
友人が教えてくれたのは、台所用の中性洗剤と重曹を使う方法だった。
「襟や袖の黄ばみは、汗や皮脂が繊維に残って、時間が経つことで目立ってくることがあるの。だから、普段の洗濯だけでは落ちにくい場合があるんだよ」
私はさっそく試してみることにした。
まず、衣類の洗濯表示を確認した。
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