生後3ヶ月の娘をあやしている妻に、何気なく「たまには外に出かけない?」と声をかけた。
ただ、返ってきた言葉は予想していたものとは違った。
「こんな姿で出れるわけないでしょう!?」
その一言には、ただ断りたいという気持ちだけではなく、妻が抱えていた複雑な思いが込められていた。
娘が生まれてから3ヶ月。
我が家の生活は、子どもが生まれる前とは大きく変わっていた。
毎日の中心にいるのはもちろん生まれたばかりの娘で、妻は朝から晩までほとんど休むことなく世話をしている。
授乳、オムツ替え、寝かしつけ。
少し眠ったと思えば、すぐに泣き声で起こされる。自分の時間などほとんどない。
そんな妻の姿を見て、俺は「たまには気分転換でもできたらいいんじゃないか」と思った。
しかし、妻は鏡を見るように自分の姿を気にしていた。
「髪もボサボサだし、服だってちゃんと選ぶ余裕なんてない。体型だってまだ戻ってない。こんな状態で人前に出られるわけないでしょう」
その言葉を聞いた瞬間、俺は妻がどれだけ我慢していたのかに気づいた。
俺は簡単に「出かけよう」と言っただけだった。
でも妻にとっては、それは簡単な話ではなかった。
母親になったことで、妻は自分自身のことを後回しにしていた。
家族のため、娘のため。
「これからもっとお金もかかるんだから、無駄遣いなんてできないよ」
妻はそう言って、自分のために何かを買うことも、自分を労わることも避けていた。
俺は家族のために頑張っているつもりだった。
仕事をして、生活費を稼いで、父親として責任を果たしているつもりだった。
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引用元:https://www.youtube.com/shorts/M_lkMLQ8p1A,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]