「ホタルって、夏の夜に光る幻想的な虫でしょ?」
——そう思っているあなた、実はちょっと惜しい。
ホタルにはいくつかの種類がありますが、特に日本で有名なのが「ゲンジボタル」と「ヘイケボタル」の2種。
この2つ、よ〜く見ると光り方も、飛び方も、食べるものも全部違うんです。
今回の図解イラストでは、その違いがひと目で分かるように描かれていて、見れば見るほど「ホタル奥深い…!」と感動間違いなし。
図の左側が「ゲンジボタル」、右側が「ヘイケボタル」。
外見こそ似ているけど、じつはかなりの個性派同士。
ゲンジボタル:6月ごろ出現。光り方は「ぼわ〜ん、ぼわ〜ん」とリズミカル。飛び方もゆったり優雅で、“日本のホタルのイメージ代表”。
ヘイケボタル:6〜8月にかけて登場。ピカピカと短い間隔で点滅しながら、一直線にシュッと飛ぶ。
意外とキビキビ派!
まるで“癒し系男子”と“キレ者系女子”のようなキャラの違いがあり、ホタル界の陰陽バランスを感じさせます。
幼虫時代のエサも興味深いポイント。
ゲンジボタル:カワニナ(淡水に住む巻き貝)が主食。だから清流が必要不可欠。
ヘイケボタル:タニシなども食べるため、より幅広い水辺に対応可能。
つまり、ゲンジボタルは**キレイな水辺にしかいない“自然度指標”**でもあるんです。
この違い、意外と知られていないのが不思議。
というのも、地域によって「ホタル=ゲンジボタル」のところもあれば、「ヘイケが主流です」という場所もあるから。
特に関東圏ではヘイケボタルをよく見かける一方、関西や九州ではゲンジボタルの存在感が強いケースも。
「ホタルってどんなふうに光るの?」という質問にも、実は地域差があるんです。