海岸に漂着したクジラが突然爆発するという、信じがたい出来事が実際に世界各地で起こっていることをご存知でしょうか？「クジラが爆発なんてありえない」と思うかもしれませんが、これは決して都市伝説や映画のワンシーンではなく、実際に起こり得る危険な現象なのです。

これまでに起きたクジラの爆発事例

まず、過去に実際に起こったクジラの爆発事例をいくつかご紹介しましょう。

1970年 オレゴン州の事例 1970年、アメリカのオレゴン州で、体長約14メートル、体重約8トンの真マッコウクジラが海岸に漂着しました。当時の地元当局は、この巨大なクジラを処理するためにダイナマイトを使用して爆破することを決定。しかし、爆破の威力が予想を遥かに超え、クジラの破片が町中に飛散するという大惨事となりました。腐ったクジラの脂肪や内臓が降り注ぎ、町は悪臭に包まれ、自動車15台が破壊されるなどの被害が出ました。この事件は、クジラ処理の難しさと危険性を浮き彫りにした一例です。

2004年 台湾の事例 2004年、台湾では、体長約17メートル、体重約50トンの腐敗したマッコウクジラが漂着しました。このクジラを処理するためにトラックの荷台に載せ、市内を輸送していた途中、突然爆発が発生しました。クジラの腐敗ガスが引火し、周囲の建物に損害を与え、火災が発生するなど、多くの被害をもたらしました。これもまた、クジラの爆発が持つ危険性を如実に示した事例です。

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