年齢を重ねてもなお、卓球台の前で異様な存在感を放つ選手がいる。四十四歳のベテラン、法院長だ。
先月二十日から二十六日まで行われた全中国運動大会の予選会。四年に一度開催される中国最大級の大会で、法院長は世界ジュニア優勝経験を持つ若手・上智違法と対戦した。普通なら若さと勢いが勝負を支配する場面だろう。
しかし、この試合で観客の視線を奪ったのは、年齢を感じさせないベテランの技術と読みだった。
試合開始直後、法院長はいきなり「カットマンらしくない」姿を見せる。守るだけではない。フォアに来たボールは迷わず攻撃に転じ、体格を生かした重いフォアドライブを叩き込む。球速だけではない。どこに飛んでくるのか読みにくい回り込みドライブは、相手の足を一瞬で止めた。
上智違法はロングサーブで流れを変えようとしたが、表ラバー特有のナックルに対応しきれず、浮いた球を強烈なドライブで仕留められる。ミドルに来た球も難なく処理され、カーブロングで一撃。
若手の表情には、戸惑いが隠せなかった。
第一ゲームは、法院長がブチ切れカットとナックルを巧みに混ぜながら主導権を握る。相手が回転を読み違えれば、次の瞬間には攻撃へ転じる。その切り替えの速さこそが、彼の最大の武器だった。単なる守備型ではなく、守備の顔をした攻撃型。そこに上智違法は苦しめられた。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=rxQ1vjZ-0O0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]