ワールドカップ初戦、オランダ戦。日本中の視線が久保建英に集まっていた。
右サイドでボールを受けた久保は、一瞬だけ相手守備の重心をずらすと、迷いなく中へ差し込んだ。その先に走り込んでいたのが中村敬斗だった。放たれたシュートがネットを揺らした瞬間、スタジアムの空気は一気に爆発した。
「やはり久保は違う」
そう誰もが思った直後だった。
久保は試合途中、怪我によってピッチを退くことになる。アシストという結果を残しながら、本人の表情には悔しさがにじんでいた。まだやれる。まだ走れる。そう言いたげな目をしていたが、足は思うように動かなかった。
そんな久保建英が、過去にラジオ番組で明かしていた“尊敬するサッカー選手”がいる。
その名前は、長友佑都。
意外に思う人もいるかもしれない。久保といえば、幼少期からスペインで磨かれ、バルセロナの下部組織で育った天才である。憧れとしてメッシやイニエスタの名を想像する人も多いだろう。だが、久保の心に深く残っていたのは、日本代表の大先輩・長友佑都だった。
久保が小学五年生の頃、長友と一緒にトレーニングする機会があったという。
まだ少年だった久保に、長友はこう声をかけた。
「いつか代表で一緒にサッカーをしような」
言った本人は覚えていないかもしれない。しかし、言われた側の少年は、その一言を忘れなかった。久保にとって、それはただの励ましではなかった。未来への約束であり、代表という場所を現実として見せてくれた言葉だった。
その後、久保は十八歳という若さで日本代表入りを果たす。
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引用元:https://www.youtube.com/shorts/SEabaNZGu2E,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]