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「電車が揺れてぶつかっただけです」優先席前に立つ妊娠6ヶ月の私へ男性の肘が頭に直撃、続けて足も踏まれる→謝罪ゼロ。その場で怒鳴らず駅員に相談すると意外な展開に…
2026/08/09

私は妊娠6ヶ月だった。

その日の朝、総武快速線に乗った。

通勤時間帯で車内はかなり混雑していた。

座席はほとんど埋まっていて、私は優先席の前に立つことにした。

お腹も少し目立ってきた時期だった。

無理に座りたいわけではなかった。

ただ、赤ちゃんに負担がかからないように、揺れに注意しながら手すりにつかまっていた。

その時だった。

突然、後ろから強い衝撃が来た。

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「痛っ……!」

頭に何かが当たった。

振り返ると、後ろにいた男性がつり革を持っていた。

どうやら揺れた拍子に、男性の肘が私の頭に当たったようだった。

私は驚きながらも、冷静に声をかけた。

「すみません、肘が当たっています」

すると男性は、こちらを見ることもなく言った。

「電車が揺れてぶつかっただけです」

謝罪の言葉はなかった。

「大丈夫ですか?」

その一言すらなかった。

私は少し呆然とした。

確かに満員電車だ。

誰かにぶつかることはある。

でも、妊婦のお腹や頭に当たったなら、一言あってもいいのではないかと思った。

さらに数分後。

今度は足に衝撃を感じた。

男性の足が私の足を踏んでいた。

痛みで思わず顔をしかめた。

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しかし男性は気づいているのか、何も言わない。

周囲を見る。

優先席には座っている人がいる。

目の前には妊婦マークをつけた私。

それでも誰も声をかけなかった。

「妊婦だから席を譲ってほしい」

そんなことを言いたかったわけではない。

ただ、人として最低限の気遣いが欲しかった。

私は怒鳴ることもしなかった。

その場で写真を撮り、時間と車両をメモした。

もし何かあった時、状況を説明できるように記録だけ残した。

そして次の駅で降りる時、私は駅員さんに相談した。

「大きな怪我ではないですが、妊娠中なので少し不安でした」

駅員さんは真剣な表情で話を聞いてくれた。

「お身体は大丈夫ですか?」

その一言で、張りつめていた気持ちが少し緩んだ。

その後、病院で赤ちゃんの確認もした。

幸い問題はなかった。

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でも、あの日感じた怖さは消えなかった。

満員電車では、誰もが余裕を失っているのかもしれない。

でも、目の前にいる人が妊婦だったら。

高齢者だったら。

体調が悪い人だったら。

ほんの少し周りを見るだけで、防げることもあると思う。

「仕方ない」で終わらせてしまったら、同じことが繰り返される。

私は今でも、あの日の男性を責め続けたいわけではない。

ただ、もし同じ場面に遭遇した誰かがいたら、迷わず声をかけてほしい。

たった一言の「大丈夫ですか?」が、人を救うこともあるから。

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