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初孫のためならと娘を迎えた私たち。ところが1か月の約束を過ぎても娘夫婦は帰らず、3か月間“家事も育児も親任せ”→70代の夫が静かに「そろそろ帰ってくれ」と告げた翌週、娘から電話が…
2026/08/09

娘が里帰り出産で戻ってきたのは、予定日の2週間前だった。

「産後1か月くらい、お世話になってもいい?」

娘にそう頼まれた時、私は迷わず「もちろん」と答えた。

初孫に会えるのも嬉しかったし、出産後くらいは娘をゆっくり休ませてあげたかった。

70代の夫も、

「今だけなんだから、できることはしてやろう」

と笑っていた。

ところが、出産から1か月が過ぎても、娘は帰る気配を見せなかった。

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それどころか、娘の夫まで毎日のように泊まるようになり、いつの間にか完全に一緒に暮らし始めていた。

「自宅に帰らなくて大丈夫なの?」

私が尋ねると、娘は赤ちゃんを抱いたまま軽く笑った。

「だってこっちの方が楽なんだもん」

その言葉に、私は少し引っかかった。

確かに娘夫婦にとっては楽だったと思う。

朝食を作るのは私。

昼食も夕食も私。

娘婿のワイシャツまで洗濯機に入っている。

赤ちゃんが泣けば、

「お母さん、ちょっと抱っこしてて」

「昨日あまり寝てないからお願い」

そう言って娘は私に預ける。

夜中の2時、3時。

泣き声が続けば、先に起きるのは私と夫だった。

娘夫婦の部屋を覗くと、2人とも眠っていることさえあった。

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私は赤ちゃんを抱いて廊下を歩き続けた。

夫もミルクを作り、哺乳瓶を洗った。

最初の1か月なら、それでも耐えられた。

でも2か月。

そして3か月。

夫の顔から明らかに疲れが消えなくなった。

ある夜、夫が腰を押さえながらソファに座った。

「俺たちが先に倒れるぞ」

その声に、私は返事ができなかった。

夫は70代。

私だって若くない。

娘を助けるつもりが、いつの間にか娘夫婦の生活そのものを背負っていた。

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