休日の昼。
私は小学4年生の息子を連れて、近所のファミレスへ行った。
久しぶりの外食だった。
息子も楽しみにしていて、メニュー表を見ながら嬉しそうに選んでいた。
「これ食べたい!」
そう指差したのは、小学生以下対象の子ども向けメニューだった。
量もちょうどよさそうだったし、値段も子ども向け。
私は迷わず注文することにした。
しかし、注文を取りに来た店員さんの一言で、空気が変わった。
「こちらは小学生以下のお客様向けなので、ご注文できません」
私は一瞬、意味が分からなかった。
「え?」
思わず聞き返した。
「この子、小学4年生なんですけど……」
すると店員さんは表情を変えずに言った。
「ですので、ご注文できません」
私は混乱した。
小学生以下。
つまり、小学生も対象になる言葉ではないのか?
少なくとも私はそう理解していた。
「小学生以下って、小学生も含まれますよね?」
そう確認した。
しかし店員さんは首を横に振るだけ。
「決まりなので」
その一点張りだった。
息子は横で黙っていた。
楽しみにしていたメニューを注文できないと言われ、少し寂しそうな顔をしていた。
その表情を見て、私は少しずつ違和感を覚えた。
もちろん、店側にも何かルールがあるのかもしれない。
年齢制限やシステム上の決まりがある可能性もある。
だから最初から怒鳴るつもりはなかった。
ただ、説明が必要だと思った。
「では、店長さんに確認してもらえますか?」
そうお願いした。
すると店員さんは少し面倒そうな様子で、その場を離れた。
数分後。
戻ってきた店員さんの後ろには店長らしき人がいた。
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