「ちょっと待って……私たち、115万円も借金してることになってるの?」
実家に届いた1通の黄色い督促状。
宛名には、私と弟の名前が並んでいた。
母から写真が送られてきたのは、その日の夕方だった。
「あなたたち宛てに、こんな郵便が届いたんだけど。何か知ってる?」
私は中身を見て、言葉を失った。
請求額、115万2350円。
しかも、書類には「保証委託契約に基づく求償債権」と書かれている。
家賃76万6350円。
退去時の原状回復費用37万5000円。
さらに保証料や事務手数料まで加算されていた。
連絡期限は2026年10月26日。
「いやいや、待って!私、誰かの保証人になった覚えなんてないんだけど!」
慌てて弟に電話した。
「ねえ、115万円の督促状、見た?」
「は?何それ。俺、借金なんかしてないぞ!」
「私もだよ!なんで私たちの名前が載ってるの?」
2人で何度も写真を拡大した。
債権者の名前も、対象となる物件の欄もある。
しかし、私たちにはまったく心当たりがなかった。
「もしかして、親戚の誰かが勝手に保証人にしたんじゃないか?」
弟の言葉に、私は背筋が冷たくなった。
もし本当に保証契約を結んでいたなら、知らない間に100万円以上の支払いを求められる可能性がある。
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