彼女の胸部レントゲンを見た瞬間、私は言葉を失った。
医学の知識があるわけではない。
普段、レントゲン写真を見る機会もほとんどない。
それでも、画像の中に気になるものを見つけてしまった。
胸の下のほうに、左右対称の小さな白い影が2つ。
「……これ、何?」
私は思わず画面を拡大した。
細い棒の両端に、小さな丸がついているように見える。
骨とも違うし、肺の模様とも違う。
何か金属のようなものが写っているように見えた。
彼女が病院で検査を受けたと聞いたとき、私はまず体調のことが心配だった。
胸部レントゲンといえば、肺炎や気胸などを調べるときにも使われる検査だ。
もし何か病気が見つかったらどうしよう。
そんな不安を抱えながら画像を見ていた。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください