「離婚してやってもいいぞ。ただし、条件はこれな」
朝起きてリビングに行くと、浮気をしている夫が偉そうに言い放った。
テーブルの上には、手書きの紙が1枚。
そこには、目を疑うような離婚条件が6つも並んでいた。
① 離婚するなら、俺に1,000万円払え。
② 子どもの親権は俺が決める。
③ 離婚後も毎月、俺と母親の食事を作りに来い。
④ 呼んだら30分以内に来い。
⑤ 母親の老後の面倒はお前が見る。
⑥ 以上の条件を1つでも拒否するなら、子どもには2度と会わせない。
私は紙を最後まで読み、思わず笑いそうになった。
……この人、本気で言っているの?
浮気をしたのは夫。
家事も育児も、私が中心になって支えてきた。
それなのに、離婚を「してやる」と言い、さらに1,000万円を要求してくる。
しかも、離婚したあとまで自分と義母の世話をしろという。
「読んだか?」
夫は腕を組み、勝ち誇った顔で私を見た。
「俺だって離婚したくないわけじゃない。でも、お前が条件を飲まないなら話は別だ。子どもにも会わせないからな」
以前の私なら、子どもを奪われる恐怖で泣いていたかもしれない。
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