「ちょっとくらい道路にはみ出しても、別にいいでしょ?」
近所の住人がそう言って、私たちの生活道路を自分勝手な駐車スペースのように使い始めた。
最初に気づいたのは、ある晴れた日の午後だった。
住宅街の角に、白い車が斜めに停められていた。
車の前方は敷地から道路へ大きくはみ出している。
一見すると、少しだけ停め方が悪いように見えるかもしれない。
しかし、そこは車も自転車も人も通る生活道路だった。
最初は「すぐに移動するだろう」と思っていた。
ところが、翌日も、その次の日も同じ状態。
まるで道路の一部が自分の駐車場であるかのようだった。
困ったのは、通行する側だ。
車で通ろうとすると、はみ出した車を避けるために大きくハンドルを切らなければならない。
対向車が来れば、どちらかが止まって譲るしかない。
自転車は車の横を通るときに接触しないよう気を遣う。
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