夏の夕方、実家に帰った私は、駐車場に停まっている車を見て足が止まった。
「……え? なんで?」
そこにあったのは、私が乗っている車とまったく同じ車だった。
車種も、色も、ホイールも同じ。
最初は、近所の人が偶然同じ車を買ったのだと思った。
でも、ナンバープレートを見た瞬間、背筋が冷たくなった。
私の車と、番号まで同じに見えたのだ。
慌てて自分のスマホを取り出し、駐車場に停めた自分の車の写真を確認した。
やっぱり同じだった。
実は私には双子の弟がいる。
顔はそっくりだが、性格は正反対。
子どもの頃から何かと比較され、いつの間にか距離ができてしまった。
今では数年に一度、実家ですれ違うかどうか。
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