2年間付き合った恋人と別れてから、数週間が経った。
別れたばかりの頃は、何をしていても気持ちが落ち着かなかった。
朝起きると、無意識にスマホを確認してしまう。
仕事が終われば、いつものように連絡しそうになる。
何か面白いことがあったときも、真っ先に伝えたい相手は、もう隣にいなかった。
「……もう別れたんだよな」
自分に何度も言い聞かせた。
2年間は、決して短い時間ではない。
休日には一緒に買い物へ行き、何でもない話をしながら食事をした。
くだらないことで笑い合った日もあれば、意見が合わずに喧嘩した日もあった。
それでも、そのたびに話し合ってきた。
だから、別れることになったときも、どこか現実味がなかった。
最後に会った日のことは、今でも覚えている。
「もう、終わりにしよう」
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