検察審査会から届いた書類を開いたとき、私はしばらく動けなかった。
表紙に記されていたのは、横浜第3検察審査会という名前だった。
私はこの結果を待っていた。
痴漢を疑われたことから始まった、あの出来事について、もう1度判断してほしかったからだ。
あの日、私は駅で女性から痴漢行為を疑われた。
「私はやっていません」
そう説明したつもりだった。
しかし、私の訴えによれば、その女性から肘打ちを受け、さらに対応した駅員2人との間でも身体的なトラブルが起きた。
私は駅員2人からも暴力を受けたと考えている。
「どうしてこんなことになるんだ」
今でも当時のことを思い出すと、悔しさがこみ上げてくる。
もちろん、その場で何が起きたのかについて、関係者それぞれに異なる説明があるかもしれない。
だからこそ、私は事実関係をきちんと調べてもらいたかった。
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