「86万円くらいで怒るなよ。お前が払うって言ったんだろ?」
友人のその一言で、僕は目が覚めた。
人生で1番の無駄遣いは何か。
僕の場合、4年前のタクシー代だ。
2022年12月14日。
領収書に印字された合計は、860,940円。
家賃でも車の頭金でもない。
たった1枚のタクシーの領収書だった。
きっかけは、友人たちとの飲み会。
終電を逃した僕らは、店先で帰り方を相談していた。
誰かが、遠方の実家へ帰る予定だった友人に言った。
「もう、このままタクシーで帰れば?」
僕は笑いながら口を挟んだ。
「最初の1万円くらいなら出すよ」
すると友人が肩を組んできた。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください