「先生、計算は合っているのに、どうして僕の答えはバツなの?」
小学3年生の息子が、テスト用紙を握りしめて帰ってきた。
答案には大きな赤いバツ。
その下には、先生の赤字で「よく問題を読もう!」と書かれていた。
問題はこうだった。
「丸太を3つに切るのに6分かかります。同じペースで5つに切るには何分ですか?」
息子の答えは「10分」。
彼は自信満々に説明した。
「6分÷3=2分。だから2分×5=10分でしょ?」
私は答案を見ながら、最初は息子の言い分にも納得してしまった。
しかし、問題文をもう一度読み返した瞬間、あることに気づいた。
息子は、丸太を3つにするために何回切る必要があるのかを考えていなかったのだ。
「ねえ、丸太を3つに分けるには、何回切ればいいと思う?」
「3回じゃないの?」
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