結婚式の引き出物でもらったカタログギフト。
普段、自分ではなかなか買わないものを選べるのが楽しみで、何日も悩みました。
「せっかくだから家族で食べられるものにしよう」
そう思って選んだのは、季節のぶどうでした。
結婚式という大切な日にいただいたもの。
送り主の気持ちも込められている気がして、届く日を楽しみに待っていました。
そして数日後。
ついに荷物が届きました。
箱を開けた瞬間、私は少し違和感を覚えました。
「あれ……?」
袋の中を見ると、きれいな緑色のぶどうの中に、茶色く変色した部分が見えました。
さらによく見ると、何粒かは潰れていて、袋の中には汁が出ています。
手に取る前から、甘い果物の香りではなく、少し発酵したような匂いがしました。
楽しみにしていた気持ちが、一気に冷めてしまいました。
「これはさすがに食べられない……」
せっかく家族で食べようと思っていたのに。
箱を開けた時のワクワクが、驚きと残念な気持ちに変わりました。
もちろん、農家さんが一生懸命育てたぶどうだということは分かっています。
天候や配送中の環境など、いろいろな原因があるのかもしれません。
でも、結婚式の引き出物として選ばれた商品。
そして、楽しみに待っていた贈り物。
届いた時点で傷んでいたなら、そのまま我慢する必要はないと思いました。
私はまず、届いた状態を写真に残しました。
袋から出す前の状態。
傷んでいる部分。
汁が出ている様子。
そして届いた箱も保管しました。
その上で、どこへ連絡すればいいのか考えました。
「農家さんに直接言うべきなのかな?」
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