田舎に土地を購入したのは、少し前のことだった。
すぐに何かを建てる予定があったわけではなく、将来的に使えればいいと思っていた。
道路に面した、広めの空き地。
周囲には住宅があり、すぐ裏には民家が建っている。
購入した当初は、何に使うかはっきり決めていなかった。
そのため、しばらくは草が生えたままになっていた。
そんなとき、裏の家に住む女性から声をかけられた。
「ここって、車を停めてもいいのかしら?」
私は少し考えて答えた。
「今のところ使う予定はありませんから、しばらくなら構いませんよ」
「本当? 助かるわ」
「ただ、将来は別の用途に使うかもしれません」
「分かったわ。ありがとう」
それから、その女性は土地の一部を駐車場として利用するようになった。
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