不倫した夫から、突然メッセージが届いた。
「申し訳ない。ちゃんと調べたけど、慰謝料50万円は安すぎた。これ以上は生活が厳しくなるから、75万円で頼む」
私は画面を見たまま、しばらく何も返せなかった。
不倫をしたのは夫。
相手の女性とホテルへ行き、休日には私に「仕事」と嘘をついて会っていた。
証拠は、夫のスマートフォンに残っていたメッセージ。
ホテルの予約履歴。
女性の部屋へ向かう途中の位置情報。
そして、2人で撮った写真まであった。
夫はすべて認めた。
「俺が100%悪い」
そう言って土下座したのは、まだ1か月前のことだった。
そのとき夫は、慰謝料として50万円を支払うと言った。
私は弁護士に相談し、離婚協議書の作成を進めていた。
ところが、正式な話し合いが始まる前に、夫から突然こんな連絡が届いた。
「50万円は安すぎたから75万円にしてほしい」
私は思わず画面を二度見した。
増額をお願いしているのに、なぜか夫は被害者のような口調だった。
「ただ、これ以上は本当に生活が厳しくなるから」
その文章を読んだ瞬間、胸の奥にあったものが切れた。
私は静かに返信した。
「こういう連絡はしないって約束したよね?」
夫からは、すぐに返事が来た。
「何を急に怒ってるの?」
私はスマートフォンを握り直した。
「何を急にって、あなたが不倫をしたからでしょ」
すると夫は、さらに信じられない言葉を送ってきた。
「俺が100%悪いけど、俺たち夫婦にも良い時期はあったわけだし、お互い気持ちよく別れられるように考えてほしい」
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