約2週間前、私は鈴鹿サーキットを走行していた。
その日の走行中、アクシデントを起こし、コース内に設置されていた支柱を壊してしまった。
車の状態も心配だったが、もう1つ頭から離れなかったのが、サーキット設備の修理費だった。
サーキットは一般道とは違う。
安全を守るための設備には、専門の部品や工事が必要になる。
壊した側が修理費を負担する可能性があることも理解していた。
「一体、いくら請求されるんだろう」
数万円で済むのか。
数十万円になるのか。
設備によっては、100万円を超えても不思議ではない。
覚悟はしていたが、事故から1週間が過ぎても連絡はなかった。
さらに数日が過ぎた。
「もしかして、裏側の部品はそのまま使えたのか?」
「大した修理ではなかったから、請求されないのかもしれない」
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