「俺、まだ無課金みたいなもんだから!」
高校生の弟がそう言い張った瞬間、私は思わずスマホを置いた。
「ちょっと待って。今、何て言った?」
弟はゲーム画面を見たまま、平然と答えた。
「だから、ほとんどお金使ってないって!」
きっかけは、夕食後にリビングで見つけた1冊の算数問題集だった。
そこには、こんな問題が載っていた。
ゲームで120円の「少額パック」を5回、480円の「お得パック」を2回購入した。
実際に支払った金額は、全部で何円でしょう?
私は弟に問題を見せた。
「ねえ、これっていくら払ったことになると思う?」
弟は一瞬だけ画面から目を離した。
「えー、120円のやつを5回だから600円でしょ?」
「うん。それで?」
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください