家族が所有している駐車場は、近隣の不動産会社へ管理を委託している。
区画は全部で十数台分あり、そのうち一部は月極契約中だが、今回車が停まっていた場所には現在契約者がいなかった。
だからといって、誰でも自由に使えるわけではない。
所有者が管理し、契約者が決まるまで空けている区画だった。
以前から無断駐車が何度かあったため、管理会社と相談して入口に看板を設置した。
看板には、無断駐車を発見した場合、違反駐車として3万円を請求する場合があることが明記されている。
それでも、今回の黒いBMWは看板のすぐ近くに停められていた。
車体は区画の線をまたぐことなく、むしろ見せつけるように中央へ置かれていた。
家族が最初に発見したのは午前8時15分だった。
周囲を確認しても運転手はおらず、車内にも人影はなかった。
写真には、車のナンバー、駐車位置、区画番号、警告看板が一緒に写るようにした。
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