公園の近くに、ちょうど空いている駐車場が見えた。
「助かった」
そう思って車を向けた瞬間、私は思わずブレーキを踏んだ。
空いているはずの駐車枠に、車ではなく椅子や荷物が置かれていたからだ。
最初は1台分だけかと思った。
けれど奥を見ると、同じようにバッグや折りたたみ椅子が点々と置かれている。
ざっと見ても7〜8台分。
まるで誰かが「ここは使う予定だから停めるな」と言わんばかりに、荷物だけで場所取りをしていた。
正直、かなりモヤッとした。
駐車場は車を停める場所であって、荷物で予約する場所ではない。
それでも、勝手にどかして持ち主と揉めるのも面倒だった。
子ども連れもいるし、楽しい休日にトラブルを起こしたくない。
「仕方ないか……」
私はため息をついて、少し離れた場所まで車を回した。
そこから公園までは少し歩く。
荷物もあったので面倒だったが、揉めるよりはましだと自分に言い聞かせた。
公園では普通に時間を過ごした。
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