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九十九里浜で拾った小さな白い破片…表面に残った『YOMASHI JAPAN』の文字。何十年も海を旅した陶器なのか?たった1枚の写真から始まった“謎の器”の正体探しに驚きの声…
2026/09/24

休日の午後。

私は九十九里浜を歩いていた。

波の音を聞きながら、砂浜に落ちている貝殻や小さな石を眺めていた時だった。

「あれ……何だろう?」

足元に、白い小さな欠片が落ちていた。

最初はただのゴミだと思った。

でも、拾い上げた瞬間、なぜか目が離せなくなった。

真っ白な陶器。

表面には細かなひび模様。

長い時間、海の中で磨かれたような丸み。

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そして裏側には――

小さな文字が残っていた。

「YOMASHI」

その下に、

「JAPAN」

と書かれていた。

「日本製……?」

私は思わず写真を撮った。

一体これは何だったんだろう。

お皿?

湯のみ?

花瓶?

それとも昔の何か特別な器?

欠けた部分だけでは形が分からない。

でも、この小さな文字だけが、過去から届いた手紙のように感じた。

家に帰ってから、私は写真を拡大した。

文字の部分。

陶器の質感。

焼き方の特徴。

何度も見返した。

「九十九里浜に流れ着いたなら、海を越えてきたものなのかな?」

そんな想像まで膨らんだ。

昔、この地域では海岸に海外から流れ着いた物が見つかることもある。

長い年月をかけて海を旅してきたのかもしれない。

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そう考えると、不思議な気持ちになった。

しかし、気になることがあった。

文字の「YOMASHI」。

現在よく知られるメーカー名とは少し違うように見える。

もしかしたら、読み方や文字の一部が欠けているだけなのかもしれない。

あるいは、昔の焼き物工房の印なのかもしれない。

私は陶器に詳しい知人にも写真を見せた。

すると、

「大量生産品の欠片かもしれないけど、こういう古い焼き物の刻印を見るのは面白いね」

と言われた。

価値がある骨董品なのかは分からない。

でも、私にとっては金額では測れないものだった。

なぜなら、この小さな欠片には誰かの生活の跡が残っているから。

昔、誰かがこの器で食事をしたかもしれない。

大切に使っていたかもしれない。

そして何かの理由で割れ、長い年月をかけて海へ流れた。

何十年、もしかするともっと長い時間を経て、今ここで私の手の中に戻ってきた。

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たった数センチの陶器。

でも、その向こうには知らない誰かの暮らしがある。

私は今もこの欠片を大切に保管している。

いつか正確な正体が分かる日が来るかもしれない。

でも、分からないまま想像する時間も悪くない。

九十九里浜で偶然拾った白い陶器。

そこに残された「JAPAN」の文字は、

遠い昔と今の私をつないでくれた、小さなタイムカプセルだった。

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