昨日、家に帰ったときのことだった。
いつものように玄関の鍵を開け、部屋へ入った。
特別変わったことがあったわけではない。
少なくとも、最初はそう思っていた。
ところが、部屋の照明をつけようとして、私はふと天井を見上げた。
「……あれ?」
何かがおかしい。
いつもそこにあったはずのシーリングライトが、記憶にあるものと違って見えた。
「こんな形だったっけ?」
私は部屋の中央まで歩き、もう1度天井を確認した。
照明が取り付けられていたと思われる部分には、周囲と色の違う丸い跡が残っている。
その近くには、小さな黒い四角い跡まであった。
「ちょっと待って。何これ?」
最初は、単に自分が気にしていなかっただけなのかと思った。
普段、天井の細かな部分まで意識して見ることはない。
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