「たった2日、無断駐車しただけで、なんでこんなことに!?」
駐車場に戻ってきた男は、自分の車を見た瞬間、言葉を失った。
白い車のフロントには、赤いカラーコーン。
ナンバープレートの前には、何やら紐まで伸びている。
そしてフロントガラスには、注意書きが2枚も貼られていた。
いったい何があったのか。
話は2日前にさかのぼる。
ある商店街の一角に、店舗利用者専用の駐車スペースがあった。
店主の佐藤さんは、毎朝店を開ける前に駐車場を確認するのが日課だった。
ところが、その日の朝。
見慣れない白い車が、駐車スペースに堂々と停まっていた。
「お客さんの車かな?」
しばらく待ってみたが、運転手は戻ってこない。
昼になっても、夕方になっても、車は動かなかった。
佐藤さんはフロントガラスに注意書きを貼った。
「こちらは店舗利用者専用の駐車場です。無断駐車はご遠慮ください」
しかし、翌朝になっても車はそのまま。
しかも、その間に本当のお客さんが何人も駐車できず、困っていた。
「すみません、車を停める場所がないので、今日は帰ります」
そう言って帰ってしまった常連客までいた。
佐藤さんは頭を抱えた。
駐車場は店の大切な営業スペースだ。
無断で使われれば、商売にも影響する。
それでも、勝手に車を傷つけたり、動かしたりするわけにはいかない。
そこで佐藤さんは、駐車場の管理者に相談した。
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