「お姉ちゃん、これ見て。実家に変な手紙が届いた」
午後6時12分、仕事を終えた私のスマホに弟から写真が送られてきた。
写っていたのは、黄色い紙に印刷された督促状だった。
私は何気なく画像を開いた。
しかし、中央に書かれている数字を見た瞬間、指が止まった。
「金1,152,350円」
「……え?」
思わず声が出た。
100万円を超える請求なんて、まったく心当たりがない。
私はすぐ弟に電話した。
「これ、何の書類?」
「俺も分からない。今日、実家に届いたらしい」
「誰宛てなの?」
「姉ちゃんと俺の名前が書かれてたって」
私は耳を疑った。
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