義母が帰った翌朝、私はいつものように寝室のクローゼットを開けた。
その瞬間、何かがおかしいと感じた。
上の棚が妙にすっきりしていたのだ。
そこには普段あまり使わないバッグを並べて置いていた。
ところが、いつも見えているはずのバッグが何個か見当たらない。
「……あれ?」
私は一度扉を閉め、もう1度開けた。
やはりない。
奥に押し込まれているのかと思い、棚の端まで確認した。
洋服の陰も見た。
下の収納ケースも開けた。
しかし、探しているバッグは出てこなかった。
私は胸がざわつくのを感じた。
なくなっていたのは3個。
どれも結婚前、自分で働いて貯めたお金で買ったものだった。
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