今月から、わが家でも灯油の定期配送を始めることになった。
冬が近づくにつれて、毎年気になっていたのが灯油代だった。
以前はポリタンクを車に積み、近くの販売店まで何度も買いに行っていた。寒い日に重たいタンクを運ぶのは大変だし、給油のたびに価格が上がっている気がして、レシートを見るのが怖かった。
そして今年、配送業者から提示された金額を見て、私は思わず声を出した。
「1リットル151円か……」
安いとは言えない。
去年より確実に家計への負担が大きくなっている。冬の間ずっと暖房を使うことを考えると、これからいくらかかるのか、不安になった。
夫に話すと、
「今年はボイラーを交換したから、去年よりは少なくて済むんじゃない?」
と言われた。
実は先月、長年使っていたボイラーを新しいものに取り替えたばかりだった。
交換費用は決して安くなかったが、古いボイラーは燃費が悪く、以前から調子も不安定だった。お湯が出るまで時間がかかり、運転音も大きい。冬になると灯油の減り方が目に見えて早くなっていた。
新しいボイラーに替えてからは、お湯が出るまでの時間も短くなり、温度も安定している。
「これなら少しは灯油代を抑えられるかも」
そう期待しながら、今月の使用量を確認することにした。
定期配送の初回分が届いた日、タンクの残量を確認し、メモ帳に数字を書き込んだ。
灯油代は151円。
決して安くはない。
だからこそ、使い方を見直す必要があった。
お風呂の追いだきを減らし、給湯温度を少し下げ、必要以上にお湯を出しっぱなしにしないようにした。
すると、数週間後、思っていたより灯油の減りが遅いことに気づいた。
夫も、
「前より明らかに減ってないな」
と驚いていた。
ボイラーを交換した効果は、少しずつ出ているようだった。
しかし、まだ油断はできない。
わが家には、もう1つ灯油を使うものがある。
それが、冬の主役とも言えるストーブだ。
ボイラーの燃費が良くなっても、ストーブを長時間つければ、灯油はどんどん減っていく。
「結局、あとはストーブ次第だね」
私はそう言いながら、部屋の温度計を確認した。
寒さを我慢しすぎれば体調を崩してしまう。だから、ただ使用量を減らせばいいわけでもない。
無理なく暖かく過ごしながら、灯油を大切に使う。
今年の冬は、それがわが家の目標になった。
1リットル151円という現実にため息は出る。
それでも、新しいボイラーのおかげで、去年より少ない量で冬を乗り越えられるかもしれない。
灯油の定期配送は始まったばかり。
これから毎月の使用量と料金を記録し、どれだけ節約できるのか確かめていきたい。