日曜日の夜、夕食を食べ終わったあと、娘が突然スマホを持ってきた。
「お母さん、これ解ける?」
「何の問題?」
「テレビで紹介されてたクイズなんだけど、日本人でも間違える人が多いんだって」
私は笑った。
「そんなに難しいの?」
「見た目はすごく簡単だよ」
娘が見せてきた画面には、5人の体重が並んでいた。
Aの体重は50kg。
Bの体重は60kg。
Cの体重は70kg。
Dの体重は80kg。
Eの体重は90kg。
そして最後に、こう書かれていた。
『この5人の中で、Cの次に体重が重い人は誰でしょうか?』
私はすぐに答えた。
「D!」
娘が首をかしげた。
「何で?」
「だってCは70kgでしょ?その次に重いのは80kgのDじゃない?」
「ふーん」
娘は意味ありげに笑った。
「何、その顔」
「本当にそれでいいの?」
「えっ、違うの?」
私はもう1度画面を確認した。
数字の並びは間違っていない。
50、60、70、80、90。
Cより重いのはDとE。
そのうちCに近いのはD。
そう考えると、やっぱりDだと思った。
ところが、隣でテレビを見ていた夫が口を挟んできた。
「俺はBだと思うけど」
私は驚いた。
「何でBなの?」
「体重が重い順に並べたら、E、D、C、B、Aだろ?」
「うん」
「Cの次に来るのはBじゃん」
私は一瞬、黙ってしまった。
「……あっ!」
夫は得意そうに笑った。
「分かった?」
「待って。確かにそういう意味にも取れるね」
娘は嬉しそうに言った。
「そう!そこが引っかけなんだよ!」
私は思わず笑ってしまった。
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