店に届いた1枚のハガキを、私は1年半以上も捨てずに保管している。
お客さんからのお礼状でもなければ、取引先からの連絡でもない。
むしろ、最初に見たときは何かのいたずらだと思った。
そのハガキが届いたのは、普段と変わらない営業日のことだった。
郵便物を整理していた従業員が、突然私を呼んだ。
「店長、ちょっとこれ見てもらえますか?」
「何かあった?」
「変なハガキが届いてるんです」
差し出されたのは、普通の郵便ハガキだった。
表には85円切手が貼られている。
郵便番号も書かれ、宛名らしき文字も並んでいた。
ところが、よく見ると文章が不自然だった。
「……これ、何て書いてあるんだ?」
私が尋ねると、従業員は困ったように笑った。
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