「答えは何cm²?」たった1枚の図形問題をめぐって、家族の意見が真っ二つに分かれた。
食卓に置かれていたのは、小学生向けだという算数の問題だった。
長方形の中に2本の線が引かれ、中央で交差している。
上の三角形は13cm²。
左の三角形は19cm²。
下の三角形は17cm²。
そして、赤く塗られた右側の三角形の面積を求める問題だった。
「これなら簡単だろ?」
数学が得意な夫は、問題を見るなり鉛筆を手に取った。
「13と17を掛けて、19で割ればいいんじゃないか?」
夫は得意げに計算を始めた。
13×17=221。
221÷19=約11.63。
「ほら、答えは約11.63cm²だ!」
ところが、隣で見ていた息子が首をかしげた。
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