「こんなの小学生でも解けるだろ?」数学が得意だと自慢する夫が、食卓に1枚の紙を置いた。
そこには、たった3つの式が書かれていた。
A×A=8。
A×B=16。
そして最後に、B×B=?
「ほら、答えを出してみろよ」
夫はニヤニヤしながら私を見た。
私はすぐに答えず、紙をじっと見つめた。
すると、中学生の息子が横からのぞき込んできた。
「お父さん、これって本当に小学生でも解けるの?」
「もちろん!難しく考えるから分からなくなるんだ」
夫は自信満々だった。
実は夫、普段から家族に問題を出しては、答えられないと「頭が固いな」と笑う癖があった。
以前、買い物の割引計算で私が少し迷ったときも、店のレシートを指さして散々からかってきた。
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