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理系の同僚5人が即答した「500÷2+50=300」…しかし出題者は「正解は300ではありません」と断言。文系社員が問題文の1カ所を指摘した瞬間、会議室の空気が凍った理由
2026/10/19

「500を2で割って、そこに50を足してください」

この問題を見た瞬間、私は迷わず答えを書いた。

500÷2=250。

250+50=300。

だから答えは「300」だと思った。

ところが、問題文の最後にはこう書かれていた。

「正解は『300』ではありません」

私は思わず画面を二度見した。

計算を間違えたのかと思い、スマホの電卓でもう一度確認する。

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500÷2=250。

250+50=300。

何度やっても、答えは300になる。

この問題を職場のグループチャットに送ると、理系の同僚たちが次々に反応した。

「問題文がおかしくない?」

「条件が足りない」

「普通に計算したら300でしょ」

「答えが違うなら、出題ミスでは?」

そこへ、普段は数字の話を避けている文系出身の女性社員が参加した。

彼女はしばらく問題文を眺めたあと、こう返信した。

「皆さん、計算しようとしていませんか?」

その一言で、チャットの流れが止まった。

「え? 計算問題じゃないの?」

私が聞くと、彼女は落ち着いて答えた。

「問題文には『計算してください』とは書いていません」

確かに、書かれているのは、

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「500を2で割って、そこに50を足してください」

という文章だけ。

彼女は続けた。

「500を2で割る、という表現は、数を計算する以外に、500というものを2つに分ける意味にも取れます」

「そのうえで、そこに50を足す。つまり、問題文だけでは“どの50を、どこに足すのか”が明確ではありません」

理系の同僚がすぐに反論した。

「でも普通は500÷2+50でしょう」

すると彼女は、画面に1枚の画像を送ってきた。

そこには、同じ問題に対する別の答えと、出題者への確認メモが写っていた。

「この問題の正解は、計算結果ではなく、問題文の曖昧さに気づくことです」

私はそこで初めて理解した。

300という答えは、数学的には自然。

しかし、問題文に「四則演算で求めよ」とは書かれていない。

つまり、300と断定する根拠もないのだ。

彼女は最後に、静かにこう書いた。

「答えを出す前に、何を問われているのかを確認する。それが文系の考え方です」

グループチャットには、しばらく誰からも返信がなかった。

そして数分後、課長から一言だけ届いた。

「この問題、明日の会議資料に使います」

その瞬間、300と即答した全員が、黙り込んだ。

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