「落ちたん?」
通りかかった私は、思わず足を止めた。
道路脇に、白い車が横倒しになっていた。
車体は大きくへこみ、窓ガラスも割れている。
近くには、帽子をかぶった男性が立っていた。
男性は車の中をのぞき込み、何度も名前を呼んでいる。
私はすぐにスマートフォンを取り出し、119番へ通報した。
「車が横転しています。場所は〇〇交差点の近くです」
通報から数分後、消防車と救急車が到着した。
道路は片側がふさがれ、後ろには車の列ができ始めた。
すると、後方から来た1台の車が、クラクションを鳴らし続けた。
「早くどかせよ!」
運転していた男性は、窓を開けて怒鳴った。
車内には、小さな子どもも乗っていた。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください