家族4人でイオンへ行った日のことです。
週末の店内は人が多く、子どもたちは最初こそ楽しそうにしていたものの、途中からすっかり飽きてしまいました。買い物袋をぶら下げたカートを押しながら、私は最後に本だけ買って帰るつもりでした。
エコバッグには、すでに買った食品や日用品が入っていました。決して小さくはありません。カートの持ち手に下げてあったので、見れば分かる状態でした。
でも子どもたちはもう限界。
「先に車に行ってて。私、本のレジだけ済ませてすぐ行くから」
そう夫に言いました。
夫は「わかった」と言い、動き回る子ども2人を連れて駐車場へ向かいました。私はそのあと、5分ほどで本の会計を済ませ、車へ向かいました。
そのとき、正直私は安心していました。
夫が子どもたちを見てくれている。
カートも一緒に持って行ってくれている。
そう思っていたのです。
車に乗り込み、家まで約1時間。子どもたちは途中で寝て、夫も特に何も言いませんでした。私も疲れていたので、家に着いたらすぐ夕飯の準備をしようと考えていました。
ところが、帰宅後。
「買い物出すね」
そう言って荷物を探した瞬間、私は固まりました。
エコバッグがない。
車の中を見ても、後部座席の足元を見ても、トランクを開けてもありません。
「ねえ、買い物のエコバッグは?」
私が夫に聞くと、夫はきょとんとした顔で言いました。
「そんなの持ってきてないよ」
一瞬、何を言われているのか分かりませんでした。
「カートに下げてあったでしょ?」
「知らないよ。俺、子ども2人連れて出るので精一杯だったし。
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