「心拍が確認できません。残念ですが、お子さんはもう……」
産婦人科の診察室で医師からそう告げられた瞬間、私は頭の中が真っ白になりました。
定期検診に来ただけなのに、どうしてこんなことになってしまったのだろう。
お腹の中で育っているはずの小さな命。
毎日、無事に生まれてきてくれることだけを願っていたのに、突然、その希望が消えてしまったのです。
医師は私の様子を見ながら、静かに説明を続けました。
「お母さんの体への負担もありますので、今日、処置をすることもできます」
その言葉を聞いた途端、涙があふれました。
頭では理解しようとしても、心がどうしても追いつきません。
「先生……お願いです。あと1週間だけ、待ってもらえませんか」
私は泣きながら、必死にお願いしました。
医師は少し考えたあと、うなずいてくれました。
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